先日、US便利帳.COM というサイトを見つけました。
駐在生活でお世話になった本“ニューヨーク便利帳”のウェブ版のようです。(懐かしい〜!)
ウェブ版には、ニューヨークだけでなく、ワシントンDC、ボストン、シカゴ、サンフランシスコ、アトランタ、フロリダの情報もあります。

旅行、留学、出張、駐在の予定のあるかたは、CHECK IT!


「英語を使う」ということ

1991年10月、わたしのアメリカ駐在がスタートしました。

オフィスの場所は、ニュージャージー州北部のセコーカスというところ。州は別になりますが、ニューヨークとはハドソン川を挟んで西側で接していて、リンカーントンネルを通ればマンハッタンまで車で20分の距離です。毎朝の車での通勤のときには、高速道路を降りたところから、エンパイヤ−ステイトビルディングの上部3分の1くらいが見えていました。

海外生活、ということで、まずはカルチャーショックを受けるのでは!?と覚悟していたのですが、実際にはほとんどありませんでした。日本での生活がアメリカの影響を大きく受けていたことを改めて実感しました。
ニュージャージー北部は、緯度で言えば青森県の北部と同じくらいなのですが、駐在をスタートしたときの感じは、たとえて言えば「大阪から北海道に転勤」したようなものでした。
アメリカといっても特に珍しいものがあるわけではなく、勝手が分って仕事や生活が落ち着くまでちょっと時間がかかるのは日本国内での転勤とほとんど同じ程度でした。(例外は、自動車の左ハンドル右側走行。慣れるまでの半年くらいは、周りに車がいなくなると反対車線を走行していたことも・・・)

さて、“言葉”の方ですが、アメリカですから当然“英語(米語)”です。
私自身、駐在前もアメリカ向けの輸出営業を担当していましたので仕事では毎日英語を使っていましたし、TOEICも800点くらいあったので、「まあ、なんとかなるわ」くらいに考えていましたが、これが大きな見当違いでした。
日本では英語を使う割合が1割とすれば、アメリカでは逆転して9割。
この“ほとんどすべてが英語”の環境は、私にとって大変なものでした。
自己紹介や挨拶、世間話、仕事で初めての人からの電話での問い合わせや回答、車を買うときのセールスマンとの交渉、電話の契約申込み・・・、仕事でも生活でもリアルタイムに英語で会話しなければならないわけです。
そこでは“日本語で考えて英語で話す”といったことや、相手に「もう少しゆっくり話してください。」などとお願いしている暇などまったくありませんでした。
“当たり前に英語でコミュニケーションが成り立っている”世界で、自分は当たり前には英語が聞けない、当たり前に英語が話せない、すべてがしどろもどろで、しばらくは大変なストレスを感じました。

この頃、“英語を自然に使えるようになるにはどうしたらよいか?”という切実な問題を考えたところ

     語彙を増やす!

     耳を慣らす!

この二つに尽きる、という反省も込めた結論に達しました。
相手の言っていることは単語の意味さえ分れば理解できます、相手の言っていることが分ればスマートな英語でなくても自分の言い方で話せば相手は理解してくれます、そうすれば自然に会話は成り立つのです。

  英語に限らず外国語を、仕事や生活のコミュニケーションの道具として使うために勉強しておられる方に、生きた言葉として外国語を身につけるためのポイントについて、ささやかなアドバイスを申し上げるとすれば、

1.聞く(Hearing)>読む(Reading)>話す(Speaking)>書く(Writing)の優先順位で勉強されると良いと思います。

2.できるだけ多くの単語を暗記して、語彙を増やしてください。

3.そして、積極的にネイティブスピーカーと話す機会を作って、会話の実践練習を積んでください。

外国語を身に付けるということは大変なこと、やっぱり苦労しなければならないものですね。
英語を使うこともほとんどなく、苦労することもなくなった今、私自身の英語力は衰えたままです。
また勉強=苦労しなければ!

 


アメリカの陪審員制度

担当者と仕事の打ち合わせをしようと営業所に電話をすると
「彼はJURY DUTYなので、出社していません」
とか、営業所の担当者との打ち合わせの中で
「〇〇会社のエンジニアのMs.〇〇はJURY DUTYでいないのでその件は今のところわからない」
とかいったことが、しばしばありました。

JURY DUTYということは、裁判所で陪審員になっているということです。
アメリカに赴任して最初に、“JUTY DUTYでオフィスにいない”、と言われた時は何気なく「いつ頃戻ってくる?」と相手に聞いてしまい、相手は「??」。
私のこの質問は「その裁判はいつ頃終わりそう?」と相手に聞いているようなもので、聞かれた相手にすればそんなこと分るはずがない!で、全くの愚問だったわけです。

アメリカの陪審員制度(JURY SYSTEM)とは、一般市民から選ばれた陪審員が裁判に参加して事実認定とそれに基づく評決を行うというもので、荒っぽく言えば一般市民が裁判官になって裁判をする、というものです。
日本の裁判システムとは根本的に違うのですが、日本でも現在進行中の司法制度改革議論のなかで「国民の司法参加」という視点から、この陪審員制度についても検討・議論されているところです。
民主主義の国アメリカの「司法は国民のもの」という価値観からすれば、陪審員制度は当然のしくみなのでしょう。それは権利であると同時に、DUTYと名のつくとおり義務でもあるのです。裁判所から召喚されて陪審員に選ばれれば、仕事はとりあえず置いておいてその事件の裁判に参加しなけれなりません。会社に勤めていれば、裁判の間は会社を休むことになるのですが、ほとんどの会社は有給扱いにするようで、社会全体としても陪審員制度をバックアップするようになっているようです。
日本の司法制度改革のなかでも、あるいはアメリカででも、陪審員制度における裁判の公正・公平性については批判・検討がなされているようですが、陪審員選任の入り口の段階−つまり誰に召喚状を送るのか、という点についてはまったく無作為で公平に発送されているようです。
事実、アメリカ国籍を持たない私のところにも裁判所から召喚状が届いたのですから。

日本においても早期に国民の司法参加が実現されることが強く望まれます。(陪審員制度ではなく裁判員制度の導入が有力)
そうすれば、司法への参加を通じて私達の法律意識は劇的に変化し、個人の権利がしっかりと保護される、調和の取れたより住みよい社会が実現される方向へ向かうものと思います。

 


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エピソード & Some 米国的アイテム

妻と長男が渡米してきたのが1992年2月、長男は満2歳になったばかりでした。
それから2〜3ヶ月経ってアメリカ生活にも慣れてきた頃、自宅から車で20分ほどの近くの街のYMCAの幼児水泳教室に通うことに。
その水泳教室の第1回目のレッスンでの出来事でした。
小さな子供たちばかりですので、いきなりプールには入らずに、まずはなごやかな雰囲気造りも兼ねてでしょうか、インストラクターはプールサイドで子供たちを前に、ことばのお勉強からはじめたとのことです。
インストラクター「Where is your head?
子供たちは、自分の頭を指すと
インストラクター「
You are right. Very good!
英語のわからない長男は、まわりのアメリカ人のお友達や水泳の先生が何を言って、何をやっているのか全然わかりません。
Where is your forehead?
Where are your ears?
Where are your eyes?
このあたりまで来ると、長男はまわりが何をやっているのかは掴めたようですが、如何せん英語がわからないのでインストラクターの先生の質問のあとは、まわりのアメリカ人の子供たちの動作をカンニングして真似して、なんとかついていっていたようです。
Where is your nose?
Where is your mouth?
で、最後に「Where is your chin?」という質問。
長男は“チン”と聞いて「これならわかる!」と思ったのか、このときだけはまわりの子供たちを見ることなく、ひとりで自分の下半身の方を指差したそうです。もちろん他の子供たちはみんな自分の顎を指差していたのですが。
これを見た妻はおもわず心の中でキャーッと叫んで、慌てて日本人はいないかとあたりを見渡して、いないことを確認してホッと胸を撫で下ろしたそうです。
わたしは、その日会社から帰ってこの話を妻から聞いて、コケました。

Some米国的アイテムの紹介(クリックで紹介ページへ)
(運転免許証、パーソナルチェック、ソーシャルセキュリティーカード、出生証明書、パスポート)

 

 

 

アメリカの住宅

日本と比べると、国土が広いので土地が安い、だから住宅が安い、というわけでアメリカの家は大きいのですが、その大きさは部屋数を多くするよりも、どちらかというと一部屋をゆったり造るのに活かされている感じです。
日本の家具は小さすぎてアメリカの家には全然マッチしませんし、アメリカの家具は日本の家には下手をすると入らないなどということもあります。
ある駐在員が、日本に帰任するときにアメリカで買って使っていたお気に入りのソファとテーブルを持って帰ったのはいいけれど、リビングルームがソファとテーブルだけで一杯になって、ソファの後ろ側からまたいで内側に入らないと座れなかった、という現実の“笑い話”も聞いたことがあります。

アメリカでは、ここ数年は住宅の価格がかなり上がって、いわゆる“住宅バブル”の様相になっているようです。(日本の新聞)
有名なアメリカの巨大不動産ポータルサイトの「ホームストア・ドットコム」をちょっと覗いてみると、私がアメリカに住んでいた頃と比べてかなり住宅価格が上がっているような印象を受けました。

ホームストア・ドットコムをちょっと覗いて、アメリカの家を“ウィンドウショッピング”するのも面白いですよ。

Select a State で New Jersey
Enter City に Alpine と入れてみてください。


Alpineはニュージャージーでは超高級住宅街として有名です。何億円の価格のついた、お城のような豪邸の写真を見て、、ため息?
私の家内は、かつてそんな豪邸を見て「あんなに大きくて部屋がたくさんあったら掃除が大変」と言った事がありますが − なんとも庶民的な感覚ですね、お城のような豪邸に住んでいる奥さんが自分で家の掃除をするはずが無い!です。